五十の手遊び 佐藤拓夫のライター徒然草

2022年5月に50歳になるのを機にエッセイをしたためるブログを始めました。10年続いたら祝杯をあげよう。

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ライティングの“神動画”を紹介したい

日本の一部の大学では「ライティングセンター」なるものを設置している。目的は学生の文章作成をサポートすること。なぜ大学がこのような活動をしているかといえば、日本の(公立)学校では日本語の文章作成の基礎を丁寧に教える機会が決定的に不足している…

検索から解放される「書棚」

相変わらず本はよく買うし、借りている。最近は仕事のペースを遅くしたこともあり、読書の時間がかなり増えた。そんな私が「在庫の検索ができない小さな本屋が好きだ」と気づいたのはここ数年のこと。少し意外だった。なぜなら、私はアマゾンと図書館のヘビ…

ライターが「夢のような仕事」になる日はくるか?

スポーツ全般が好きな私だが、選手の経験があるのはサッカーと水泳だけ。ほかの競技は見る専門だ。中でも野球が好きで、ここ数年は大リーグにハマっている。*1 注目しているのは、(言うまでもなく)エンゼルスの大谷翔平選手の活躍ぶりだ。むろん他の日本人…

友が待つ佐野へ

私には生涯の宝と決めている1冊の本がある。その本は店では買えないし、図書館で借りることもできない。 本の著者は大竹智浩くんという青年である。彼は私の仕事の相方であり、友だった。 *** 大竹くんは胸ときめかせて入社したはずの星野リゾートを、思…

翻訳されない無数の文章への憧れを捨てきれない

ボブ・グリーンというコラムニストがいる。コラム好きの人にとっては「何をいまさら……」と言いたくなるだろう。世界一のコラムニストだと評する人も少なくない。私もそのひとりだ。 ボブ・グリーンのコラム集はほとんど持っているが、なかでも井上一馬さんが…

karpusというニュースレターがいい

ここ2、3年ニュースレターを読むのが毎日の習慣になっている。ニュースレターは非営利のメディアだからか、コンテンツ設計が比較的自由で個性的だ。良い意味でアクが強い。そのため自分の思想や文体的嗜好にフィットすると長く愛読できる。書き手の営業根性…