五十の手遊び 佐藤拓夫のライター徒然草

2022年5月に50歳になるのを機にエッセイをしたためるブログを始めました。10年続いたら祝杯をあげよう。

「1年は8月まで。9月からは余興」という感覚を受け入れる

エアコンの冷房ボタンを押す頻度が減り、代わりに扇風機のスイッチをポンとたたくようになった。

台風の進路予想にざわつきながら、今年もまた秋が来てしまったことに軽く打ちひしがれる。

ここ何年か、特に50歳になってからは、「夏の終わりは一年の終わり」という不思議な感覚に見舞われるようになった。

たぶん秋が大好きだからだろう。秋は飯がうまい。読書がはかどる。汗をたらしながら展覧会に通うこともない。秋はすぐに終わってしまう。3ヶ月たつともう師走だ。

自分でも実にジジくさい感覚だと思っているが、日常生活を冷静かつ実効的に過ごせるのは8月31日までで、9月1日から12月31日は付録であり、余興のようなものではないか。そんな風に最近は諦めかけている。

 

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本がまったく読めなくてもライターになれる?

本を読まない人生なんてありえないと考えている。しかし、さまざまな事情で本との縁を結べない人もいるだろう。

たとえば幼少時から苛烈な虐待を受けて人間不信になった人の場合、人間の叡智の象徴である本という存在に対しても不信感が拭えず、手に取ることができない例もある。

しかし、Webメディアでライターをしているという「みくのしん」さんの場合、少し話が違うようだ。

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オリンピックを「見て楽しむ」ために必要な精神

2024年パリオリンピックが今日(8月11日)終幕となる*1。私はというと、さほど熱狂はしていないが、今回はTverやNHKプラスなど後追いで視聴できるネット番組があるので、興味のある競技の様子をポツポツと見ては楽しんできた。

初めてオリンピックを(テレビで)見たのは、1984年のロサンゼルス大会だった。小学6年の夏だったから、もう40年前の話だ。だから具体的な記憶は残っていないと思いきや、実は過去のどのオリンピックよりも多くの名場面を思い出す。

*1:パラリンピックは8月28日から9月8日まで開催。

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Amazon kindleとAudibleに馴染めない

少し前にAmazon kindleとAudibleの3か月無料キャンペーンに登録してみた。

「無料でたくさん電子書籍が読めるのはありがたい」

「オーディオブックなら、ながら読みができるから読書時間が確保できるぞ」

そんなふうに少なからず期待しつつ利用しはじめたのだが、2週間もたつと完全に放置状態になり、以後は紙の本に戻ってしまった。

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余生を無駄にしないための選書(仮)

(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。

今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。

(8/3)200点選書。

(8/4)300点選書。

(8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。

(8/9)500点選書。

(8/10)600点選書。

(8/11)700点選書。

(8/12)800点選書。確認しながらリスト化しているが、ダブりがあるかも。最終的にジャンルごとに分類するので、そのときにチェックする。

(8/13)900点選書。

(8/14)1400点選書。

(8/16)2200点選書。

(8/17)2300点選書。

(8/18)2600点選書。

(8/19)3200点選書。

(8/20)3500点選書。

仮ではあるが、3500点の選書が終わった。分類したあと、長いような短いような、「人生の壮大な暇つぶし」たる読書の旅が始まる。

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