五十の手遊び 佐藤拓夫のライター徒然草

2022年5月に50歳になるのを機にエッセイをしたためるブログを始めました。10年続いたら祝杯をあげよう。

民生委員、4期目の冬。まさか10年選手になるとは…

12月に民生委員4期目に突入した。民生委員の任期は1期につき3年である。3期9年を全うし、いよいよ10年目を迎えることになった。

「石の上にも三年」というが、その石に座り直して早3回。よもや自分がここまで長く続けることになるとは、引き受けた当初は想像もしていなかった。

ふと思い出すのは祖母のことだ。祖母も民生委員を務めていた。あの頃、祖母の背中を見て育った私が同じ役目を背負っている。

これを隔世遺伝と呼ぶべきか、あるいは奇妙なえにしと呼ぶべきか。血筋というのはときに不思議な引力を持っているものらしい。

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ひと昔前であれば、民生委員といえば地元の名士や隠居して時間の余裕がある人、あるいは専業主婦・ 主夫などが務めるものと相場が決まっていた。

しかし時代は確実に変わった。私のように現役で仕事をしながら民生委員を務める人間がじわじわと増えている。定年延長や共働き世帯の増加により、地域活動に時間を割ける層が物理的に減っているのだ。

それでも、誰かがやらねば地域の福祉は回らない。

20年以上この仕事をしている人もゴロゴロいる。10年目ではベテランというにはまだ早いが、かといって新米というには少し世の中の裏側を見過ぎたかもしれない。

祖母が何を感じながら地域を歩いていたのか、その心中を少しばかり想像しながら、4期目の日々を淡々とやりすごしていこうと思う。

 

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